住宅を購入する際に両親からの資金援助で夢を叶える人もいれば、反対されて全てが白紙になる方もいます。
どちらにせよ言えるのは「できる限り早めに相談しておいたほうがいい」ということ。
「注文住宅 両親」で検索すると、きっとトラブル事例が山ほどでてきます。
実は両親への相談を後回しにするほど問題が大きくなることが多いんです。
逆に万が一にも資金援助をしてもらえれば、諦めていた家づくりの要望が実現できるかもしれません。
この記事では、両親からの「資金援助」と「反対意見」という2つの側面から、住宅購入を早めに相談をしておくべき理由について解説していきます。
また反対された時の対処方法についても言及しているので、両親の反対に苦戦している方はぜひ一度目を通してくださいね。
親からの資金援助の可能性を探る
意外にも「うちに限ってそんなお金はないはず」という人ほど住宅資金の援助があることは多いです。
親の資産って子どもには分からないものかもしれませんね。
だから可能性が低くても事前に探りを入れておくことが重要!
後々になって「どうしても予算が足りないから」と急に頼むよりも事前に話をしておいた方がお互いに対応しやすいです。
もし直接お願いするのが難しいなら定番ですが「贈与税の非課税枠があると聞いた」という切り出し方もあり。
将来、相続をするときに相続税を払う可能性があるのなら住宅用の資金として非課税で贈与したほうがお得なのです。
今(2018年)なら最大で1,200万円まで贈与税が非課税になる制度があります。
詳しくは国税庁のサイトをご覧ください>>>>直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の非課税
「家を買った友達に一応聞いといたほうが良いと勧められた」とでも言えば頼みやすいのではないでしょうか?
贈与の有無で実現できる夢が大きく変わることもあります。
可能性が低くても一回くらいは聞いてみても損はないと思いませんか?
「絶対にないと思ったけどまさか」という話は実際によく聞きますよ。
家づくりを始める相談と共に一度は聞いてみましょう!
後々になって両親に反対されると大変

意外と援助をしてくれる親が多い反面、意外と家づくりに口を出してくるも多いです。
「土地の契約直前になって両親に報告にいったら反対されて物件を買い逃した」なんて例も意外とあります。
結婚には一切口を出さなかった親が家づくりには口うるさいなんてことも。
また反対する理由として実は同居を期待しているパターンもあります。
特に夫婦でお互いの親の意見が違う場合は解決するのに骨が折れます。
どの問題にも共通してい言えることは、後々になるほど解決するのが大変だということ。
「下手に口を出されると困る」という理由でギリギリまで相談しない気持ちもわかりますが、リスクが大きいです。
どうせ反対されるなら、その都度1つ1つ解決していったほうが楽に済みます。
「お金」のことや「家の工法」に「間取り」など反対できる要素が増えるほど、その気持ちも強くなりやすいです。
契約前に報告したりする場合は、両親としてはそれらの反対要素が一気に入ってくるのでヒートアップして引くに引けない言い争いになることも。
それに契約間際や契約後は決断しなければいけないことが多いので、そこに両親の問題まで入ってくると絶対に正しい判断をする余裕がなくなります。
人生で一番大きな買い物をトラブルを抱えながら決断するなんて不可能です。
早め早めに対策をしていきましょう。
どうしても説得できない場合の対応策
それでもどうしても反対されて家づくりが困難になることがあるかもしれません。
そんなときは一度家探しを進めて、信頼できる営業担当者を見つけましょう。
同じように親に反対された方を過去に担当しているケースも多いので、どんな話をすればいいか教えてくれるはずです。
感情論ではなく論理的に両親に納得してもらえるような知恵をもらいましょう。
しかし、実際にはそれでも無理な場合もあります。
その段階まで来たら最後は営業に実家までついてきてもらい一緒に両親を説得してもらうのも手です。
両親が反対する理由は自分たちの時代の家づくりのイメージを根拠にしていたりするので、知識豊富な営業が話をすると納得してもらえるケースも多いです。
(今の住宅ローンは35年固定金利でも1.5%を切るくらいですが、ご両親のときには7%くらいの金利で返済してきていることも)
営業は家を売るだけが仕事ではありません。
頼れる部分は、ぜひ力になってもらいましょう。

両親と円満な関係で家づくりをするのが一番

今の生活では両親の助けがなくても上手く行っているかもしれません。
でも子どもが生まれたり、子供の成長によっても環境は大きく変わります。
両親と遠く離れて暮らしている場合もあるかもしれませんが、何かあったときに頼れるように良好な関係を気づいておくことは絶対に必要。
反対を押し切って無理に進めても、せっかくの家づくりが楽しくなければ意味がありません。
事前に何度か相談をしていれば、「あと少し予算があればこれができるのに・・・」というときに援助してもらえるかもしれませんよ。
住宅購入の相談は後になればなるほどリスクが増し、最初にしておくほどメリットが大きいです。
少し面倒かもしれませんが、必ず早めに相談をするようにしてくださいね。
自分がどのタイミングで買うべきかの判断基準について書いた記事もあるので、ぜひ一度お読みくださいね。