建物は決まってきたのに「土地が見つからない」という方に知っておいて頂きたいことがあります。
実は「土地が見つからない人」には2つのパターンがあります。
- 本当に買うべき土地がない人
- 買うべき土地があるのに見落としている人
婚活に例えれると分かりやすいのですが、
「若くて性格良くて、年収が高くてルックスの良い人と結婚したい!」
っていう人が結婚相談所に来たら良い出会いがあると思いますか?
正直かなり高い確率で出会いなく終わるのは目に見えてますよね。
でも似たような条件を提示している人は普通にいると思います。
人生で一度きりの運命の相手を探す場だから誰もが理想を高く持ってしまうんですね。
これって土地探しも同じです。
人生で一番大きな買い物、何十年も暮らすところだから妥協したくないと条件を絞りすぎてしまう人は多いです。
本当は良い土地に出会っているのに見逃しているかもしれませんよ!
そんなわけで今回は、自分にとってぴったりの土地を見つける方法をご紹介します。
Contents
最初に思い描いた理想の土地に出会える人はまずいない

土地探しを恋愛に例えるのって少し寒いなとは思うのですが・・・
例としては分かりやすいので、このまま恋愛に例えて説明します。
恋愛だと最初は全然タイプじゃなかったのに、気づいたら好きになっていたってパターンありますよね?
青春時代に思い描いていた妄想上の理想の異性と、実施に恋愛を経験して気付いた理想の異性ってきっと違うと思います。
これって土地探しでも同じです。
土地探しは多くの方にとって初めての経験なので、最初に思い描く理想は意外と的外れだったりします。
土地だってある程度条件が合えば一度は検討してみてください。
建物や予算という他の重要な要素と合わせて考えることで、「意外な物件が実は理想の土地だった」ということはあります。
私が不動産営業をしていたときにも、多くのお客様は最初に希望していた条件とは少し違う物件を選ぶことが多かったです。
最初に思い描いていた理想の土地に出会う方なんて本当に少ないということは覚えておいてください。
未経験の状態で思い描く理想は、多くの場合に現実的ではないのです。
こちらの要望通りの物件しか探さない営業には注意
最初に描いていた理想通りの土地がなかなかない以上、こちらの要望通りの物件しか探してこない営業には注意が必要です。
そんな営業から良い物件が来るのを待っていてもまず来ませんから。
不動産の相場感とお客様の予算や建物の希望などを総合的に加味して、本当の意味でお客様にぴったりの土地を探してくるのが本当の不動産営業です。
これは覚えておいてください。
でも言葉巧みに自分の売りたい土地を売ってくる口の上手い営業にも注意です!
不動産のプロでも一度は現地に行かないと土地の良し悪しはわからない

土地の良し悪しってネットの物件情報や紙の資料じゃわからないです。
それは不動産のプロにとってもそう。
価格と条件からある程度予測することはできますが、「実際に現地を見てみたらよかった!」ということはよくあることです。
また土地によっては現地見てもわからないときもあります。
しばらくして建物が建った時に「この土地こんなによかったんだ!」と思うこともあるのです。
土地を買う目的は、建物を建てるため。
完成後の姿まで想像しないと土地の良し悪しは判断できません。
家づくりが初めての方は土地の写真を見ても、どんな家が建つか想像できませんよね?
土地によっては現地を見てもわからないことも多いと思います。
だからこそある程度条件の合う土地はどんどん見に行きましょう。
どんな建物が建つか聞けるように営業担当者も連れていきましょう。
そこまでして初めて土地の本当の価値がわかるのです。
ネットで物件を見ているだけでは、いつまで経っても見つかりませんよ!
土地の形や方角、日当たりなどは最初から気にしなくても大丈夫
よく土地の案内をしたときに、「ここは北道路か」とか「日当たりが悪そうだな」と言う方がいます。
当然、物件の条件を確認することは必要なのですが、土地の状態での「日当たり」などを確認しても意味がありません。
ここでは詳しく話しませんが、土地のデメリットの多くは建物でカバーできることもあります。
極端に条件が悪い場合は別ですが、少しくらいのデメリットは建物で解決できるかもと考えて検討してみことがおすすめです。
まとめ
希望通りの土地が出てくることなんて、ほとんどありません。
実際に土地を買う人は途中で条件を変えていることが多いです。
土地は「7割くらい良いなと思ったら買い」とも言われます。
例えば仕事だって7割満足の仕事だったら良くないですか?
例えば「休みが少し少ないし通勤も大変だけど、やりたい仕事はできるし給料もそこそこ」とか。
7割くらいあれば上々。むしろ5割くらい満足度の仕事をしている人が多いように思えます。
たぶん100%満足の仕事探してたらみんな就職できないはず!
そんな感覚で土地探しをすると上手くいくはずです。
それは妥協するという意味ではありません。
建物、土地、予算全てのバランスが大切なので、自分にとってぴったりの土地ならば、家が完成した後には必ず満足できますよ。
まずはたくさん物件を見に行ってください。
そこから気づくことも多いはず!