VR技術が住宅業界にもたらすものとは?話題のVRを体験してきました

注文住宅の一番難しいところは、事前に完成品を確認できないところです。

どんな建物になるか想像して決断をしていかないといけないので、完成まで不安な方も多いと思います。

でも実は完成前に隅々まで間取りを確認する方法があるんです。

それが今回紹介するVR技術。

最近では様々なイベントで利用されているので、名前くらいは知っている方も多いのではないでしょうか?

特にゲーム業界では話題になっている印象ですね。

あまり知られていませんが、表に出ていないだけでVRは様々な業界で活用されています。

住宅業界もそのひとつ。

VRは一度体験してみないとわかり辛いものではありますが、なるべくシンプルに専門用語などは使わずに説明していきます。

私が実際に体験してきた感想もまとめているので、ぜひ最後までご覧ください。

特に間取り図から想像するのが苦手な方は要チェックです!

VRとは仮想空間を作り出す技術

VRとは「ヴァーチャル・リアリティ」の略で、日本語にすると「仮想現実」というような意味になります。

従来はパソコンもゲームも液晶画面を見て操作するのが普通でした。

それを特殊なゴーグルを用いることで、まるでその世界に入り込んだかのような感覚を再現したのがVRです。

もっと簡単に言うと自分が映像の中に入り込むイメージ。

とはいえ言葉だけだとイメージするのが難しいと思うので、こちらの動画を見てみてください。

スターウォーズの世界に入り込めるゲーム

頭の動きに合わせてゲームの視界が動いているのが分かると思います。

興味のない方にとっては「ゲームもなんだかすごくなったな」くらいにしか感じられないかもしれませんね。

でもこれ実際にやってみると、テレビ画面を見ているのと違って飛んでくる飛行機などすべてのものが実物大に見えます。

難しい話ですが、現実の1㎝もパソコンで作った仮想空間の1㎝も同じ長さなので「大きさ」に限って言えば現実そのものです。

だからゲームだけではなく様々な業界でシミュレーションに使われています。

例えば車だったら時間とコストをかけて模型や試作品を作らなくてもデザインの確認や修正が行えます。

ジャガ―のVRを利用したPR動画

でも個人的にどんな業界よりもVRを活かせるのが住宅業界。

個人の住宅から超高層ビルまでVRならすべて実物大で再現できます。

建物を建てなくても、仮想空間の中で部屋の広さや使い勝手を確かめられるわけです。

これって凄いことだと思いませんか?

間違いなく間取りで後悔するようなケースが減るはずです。

VRにより誰にとっても優しい打ち合わせが実現する

今までの注文住宅は間取り図と設計士の説明を聞いて完成した姿を予想するしかありませんでした。

もちろんパース(完成予想図)や小さな模型、パソコンの画面上の3Dモデルなどもありますが、どれも見る人の想像力が必要なもです。

でもVRなら仮想空間の中で実物大で確認できます。

図面を読み取る力など個々の力に関係なく正確に建物の大きさを把握できるということです。

それどころか部屋の広さはもちろん、収納の大きさや棚の高さなんて細かな使用感まで確認できます。

つまりはどんな人でも人がプロの設計士並みに間取り図を把握できるということです。

実際に体験してきました!

ここからは実際に住宅用VRを販売している会社で体験してきた感想をまとめていきます。

ちなみに体験してきたのは「Architrend VR」というシステムです。
「Architrend VR」公式サイト

本当に大きさや広さ、高さは実物そのもの

大きさや広さは本当に実物そのもので、実際には4畳半くらいの空間にいるのに、ゴーグルの中には40坪くらいの家が存在していました。

まさに仮想現実、画面の中に入り込む感覚です。

身長に合わせた視点になる上に姿勢も把握してくれるので、歩いたりしゃがんだりすることで本当に家の中にいるような感覚で建物を見ることができます。

本当に思ってた以上にリアルです。

むしろあまりのリアルさに、階段の上から身を乗り出して下を見下ろすと少し怖いくらいでした(笑)

広さだけでなくキッチンやリビングからの眺めを確認できるのもいいですね。

なんと壁や扉に触ることも可能!

さらに驚いたのが両手に持つコントローラーが振動することで、壁や扉などに触れることもできるという点です。

コントローラーが振動するだけなので勢いよく触ると当然すり抜けてしまうのですが、位置を確認するには十分な機能。

キッチンの高さや収納の棚の位置など触って確かめられるのは革新的です。

他にもコントローラーを使って扉を開けたり電気をつけたり、カーテンを開けて日当たりなんかも確認できました。

こうした細かな演出のおかげで、本当に現実に限りなく近い感覚で建物を見ることができます。

映像としては1世代前のゲームくらい?

VRはコンピューターで作成した仮想の空間なので基本的にはCG映像です。

最新のゲーム機ほどリアルではないですが、かなり綺麗な方だと感じました。

(たぶんPS4というよりはPS3くらい・・・?)

外壁やクロスの質感もある程度は上手く表現されており、インテリアデザインの確認にも十分使えそうですね。

細かな質感は実物のサンプルを見ればいいので、色合いや全体のバランスなどを見るには良いと思います。

朝、昼、夜など時間帯による雰囲気の違いが見れるのもポイントですね。

デメリットは恐らく2つ

全体的に想像以上にレベルの高いVRですが、2つ欠点がりました。

1つ目は人によっては酔いやすいことです。

ディズニーやUSJの3D系のアトラクションで酔う方がたまにいますが、そのイメージです。

やっているうちに慣れるとは思うのですが、私は10分くらい体験しただけでも少し疲れましたね。

そしてもう一つがゴーグルを着けるという行為自体ですね。

歩き回るのに外の世界が全く見えないといのは少し怖いですし、女性にとっては髪形が乱れたり恥ずかしかったりすると思います。

デメリットと言うほどでもないですが、もう少しコンパクトな機械だと良いのになとは思いました。

でもVRを使うメリットの方が圧倒的に大きいので、ある程度は我慢しましょう!

総合評価としては想像以上にリアルで実用的な技術

私も最初は「VRはゲームのためのもの」と思っていたのですが、実際に体験してみると「実用的な技術だな」と感じました。

本当にリアルで実際に家の中を歩き回っているのと同じ感覚になれます。

少なくても「建築前の間取りを確認する」という目的の上では十分すぎる性能です。

同じVRという名前でも性能はピンキリ

VRという名前がついていても、ただ360度の映像が見れるだけというものもあるので注意してください。

「スマホでVRができる!」というような内容の場合はそれです。

スマホやタブレットでできるVRは特定の位置から360度見渡せるだけなので、今回の記事で紹介したVRとは全く別物。

歩き回ったりはできません。

それはそれで面白い技術ですが、大きさや広さに正確さはないので気を付けてくださいね。

VRの現状と今後の予想

現状では導入コストも高く、VR用のデータ作成に技術や人材も必要になるためにあまり導入は進んでいません。

でもここ数か月で少しずつ広告などで目にするようになってきたので、あと1年もすればそれなりに普及する可能性も高いかなと思っています。

近い将来に間取り打ち合わせのスタンダードな形になるのは間違いないですね。

もし近くに導入している会社があれば、ぜひ一度話を聞きに行ってみてください。

VRによってイメージ通りの間取りが作れるというメリットは、家の性能やデザインにも匹敵する魅力と考えてもいいと思いますよ。

本当におすすめです。

>>>間取りや打ち合わせに不安がある方は以下の記事もご覧ください!
注文住宅で良い提案をもらうには?打ち合わせの正しい進め方

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